【5】ブラソデオロ ローリン製 昨今の円安について少し。 ヤフオクでマスクを初めてからのUSドルの値段です。 2004年８月6日 １ドル＝110円55銭 2006年3月24日 ＝117円45銭 2010年10月15日 ＝81円45銭 2012年8月24日 ＝78円64銭 2015年9月4日 ＝118円89銭 2022年１月11日 ＝113円67銭 2022年10月22日 ＝147円70銭 今年１月までは、どうにか過去に経験した振れ幅でしたが、この半年で一気に円安が加速しました。約3割の値上がりです。加えて、2008年以降のメキシコのマスカラブームで、マスク1枚の値段が大きく上がったこともあり、1枚のマスクの値段は半端なきものになってしまいました。 2022年以降のマスクは、ほんとうに申し訳ないのですが、それなりの価格になってしまいます。どうかお許しください。円安はこんなものではないという予測もあります。これ以上の円安が続くことになれば、残念ですが、ギブアップします。ほんとうにすいません。 今にして思えば、2012年頃は円が強くて楽園でした。もっとその頃一生懸命やっておけば… ただ、こんな円安になる前に頼んでいたマスクも、いくらかは残っています。 このブラソデオロは2015年くらいだと思うのですが、まだまだ良い時代に購入したものです。ただ、手元にある、ローリンのブラソスもこれ1枚で終わりになりました 。 今後、ブラソスやビジャノスら良く知られたローリン製オリジナルも、最低でも3割4割高い値段でしか入手できなくなってしまうと思います。ほんとにつらいとこです。 ブラソデオロ、生地はリクラプンティーニ、金色ピエール牛本革です。しわの入る本革は、ローリン本人のこだわりです。裏地の色合わせ、これもたぶんローリン以外はやらない工夫です。そんなの要らない、そう言われる方もいると思いますが、この時代、ミゲルアンヘルアギラルという一人の職人が、こんなところにまでこだわってマスク作りをしていた、ということは、後年必ず、考証されると、私は思います。【6】へ続く。