山内家蔵の村正として伝わっていた物です。
ハバキと刀箱に、山内家の家紋が入っています。
幕末の雄藩の土佐山内家は、倒幕を先導した薩長土肥の一つで、
徳川家の嫌う村正を、好んで所持していたと思われます。
うぶ出しで、伝来書等は無いので、現状で、ご納得出来る方、ご落札下さい。
ハバキの彫も、とても精巧で、刀箱には、本金蒔絵で、山内家の家紋と箱書が、見事に入っています。
地肌は、杢目肌が良く詰み、地沸付き、映りも出ています。
焼刃は、明るく冴えた乱刃が、表裏揃って入っています。
刃切・しなえ・ふくれ・曲り・傷はありません。
刃長は74.2cmと長寸で、深く美しい反りをしています。
身幅も広く、帽子は延びて、見事な刀姿です。
初代なので、茎子のタナゴ腹は優し目で、銘ぶりは資料に良く似ています。
最上研磨済、白鞘入、山内家家紋入ハバキ付、白鞘袋付。
加工代だけでも、40万円はかかっています。
初めて世に出る、完全な、うぶ出し品です。
是非コレクションに加えて下さい。

登録証 福岡県107717
種別 刀
長さ 七四・二cm 反り 二・四cm 目くぎ穴 一個
銘文 （表）村正 妙法蓮華経
（裏）永正十天癸酉十月十三日
令和四年九月壱日交付
元幅 32.8mm 元重 8.1mm 先幅 21.6mm 先重 4.8mm
刀身重量 837g

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