M2405●江戸明治和本●女諸礼集大全 女諸礼集十寸鏡 寛延4年初板 人気 端本4冊

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●江戸明治和本●女諸礼集大全[女諸礼集十寸鏡](寛延4年初板本・端本4冊) 【判型】大本7巻6冊中の4冊(2-5・7巻)。縦273粍。 【作者】北尾辰宣作・画。田千里序。 【年代等】寛延4年7月刊。[大阪]田原屋平兵衛板。 【備考】分類「往来物・礼法」。江戸中期を代表する庶民女性用の礼法書・女子用往来で、再板本で『〈日用重宝〉女諸礼綾錦』(1冊本)と改題されたが、7巻6冊本はその初刊本。本文をやや小字・12行・付訓で記す。女性礼法については万治3年刊『女諸礼集』に基づき、その他の記事や全体の構成を元禄5年刊『女重宝記』にならって編んだもの。口絵・前付に相当する「序の巻」を除いた本文は7巻から成る。一の巻は、「女教真見鑑(ますみのかがみ)」「婦人七去の事」など女性教養一般について。二の巻「婚礼の巻」は、「結納(ゆいいれ)の事」以下婚礼儀式全般と婚式後の付随的慣習について。三の巻「懐妊の巻」は、「懐妊か懐妊にあらざるを知る事」以下、産前から産後までの養生や、子どもの養育、通過儀礼について。四の巻「通方(かよいかた)の巻」は、「酌取りやうの事」以下、酒食の際の給仕法で、もてなす側(主人方)の礼法。五の巻「飲食給様の巻」は、小項目を立てずに食礼の教えを列挙したもので、前巻に対する客方礼法である。六の巻・七の巻はいずれも「諸芸嗜之巻」で、六巻が手習い、手紙・短冊・色紙の書き方、和歌の心得、七巻が歌がるた・貝覆い、茶道・香道について述べ、末尾に妙薬・染物・裁縫・包み方・大和言葉等の記事を補う。また、序の巻には「女十芸の図」から「源氏短歌」まで種々の記事を収録する。このように本書は、『女諸礼集』から庶民に縁遠い内容を削除し、逆に、女子教訓や生活心得、また教養・諸芸など『女諸礼集』に見られなかった内容を大幅に増補した一種の重宝記で、後続の類書の母体となった。 ★原装・題簽付・状態概ね良好(1冊並本、虫損補修)。寛延板は稀書。 ◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。それ以外のショップは全て詐欺です。ご注意ください。

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