フジゲン旧ロゴ絶頂期、Eシリアルのプレシジョンベースです。現行のFGNとは木材レベルでクオリティーが全然違います。 この当時、フジゲンには日本を代表するトップレベルのクラフトマンが在籍しており、乾燥させた鳴りの良い木材だけを厳選し、極めて精密に作られています。(日本のギターメーカーで木材の乾燥施設を自社で保有しているのはフジゲンだけです) ネックの設計にもフェンダーとは違う独自の技術があるようで、ネック裏のプレイアビリティの高いシェイプや、ピッチが安定して正確なのには本当に驚きました。4弦のF、F♯あたりの太く輪郭のハッキリした鳴りや、弦高をかなり下げているにもかかわらずビビリが起こらないなど、ジョイントの加工精度が相当に高いのだと思います。 アンプを通さずに生音で弾いても弦の振動が身体に伝わってきます。ネック、ボディ、弦が三位一体となって共鳴しているのがわかりますます。指板上のどこを弾いても良いトーンでムラがなく、正直、当たりの一本だと思います。 サークルフレッティングシステムの恩恵も素晴らしいです。指板のどこを弾いてもピッチが正確です。特にハイポジションでコードを鳴らしたときの倍音が揃った音響は別格です。 PUはバルトリーニです。これがメイプルネックとの相性が抜群で、音の立ち上がりが早く、輪郭がハッキリしているのに、丸く芯のある甘いトーンも持ち合わせるという絶妙なバランスになっております。 フレットもほとんど減っていません。控えめに言っても8.5〜9割以上あります。金属パーツも綺麗です。品としては稀に見る美品だと思います。 トラスロッドは一度も触っていません。使用当時はネックは常に真っ直ぐでしたが、ネックへの負荷を軽減するため、普段から弦を緩めて保管していました。 ピックガードは黒に変えてありますが、元々付いていた白いピックガードもおまけでお付けいたします。こちらはまだ表面に保護フィルムが貼ったままの状態になります。裏面にはノイズキャンセル処理が施されています。 PUも元々付いていたものをおまけでお付けいたします。コードがPU本体から取れてしまっています。簡単なハンダ付けが必要です。あくまでもおまけとしてお考えください。 よろしくお願いいたします。